
上質なオリーブオイルとは
先月視察した小豆島の有機オリーブ農園さんからオリーブオイルが届きました✨ 精製過程で添加物を加えない製法のオイルは数少なく、それも農薬を一切使わない有機栽培となると本当に少ないなか、有機JASまで取得された農園。 オリーブにはゾウ虫という日本特有の手強い害虫がいて、農薬を使わずに戦うなんて無理だと皆に言われたそうです。 当時、あまり知られていなかったゾウ虫を飼って生態を知ることから始めたという農主の情熱に惹かれて農園を訪れました。 青から紫への変化するオリーブの実。紫色になるほど実が大きく、採油量が増えるわけですが、フェレッシュな酸味や栄養素を考え、一般より少し青目のタイミングで採取。傷からの酸化を防ぐために全て手積み。処理時間を短くしようと思うと添加物や熱のかかる加圧の方法で精製するのが一般的ですが、そうすると栄養素が壊れ、添加物が残るので、あえて時間のかかるフィルター製法。 そういう裏側の見えない努力の結晶が、✨濁りのない命輝くオイル✨ 写真は農主さんのお子さんだそうです。 「こどももオリーブもあっとうまに大きくなります。」 とおっしゃってい

My oilプロジェクト♥ひまわりの収穫
種から、本当に安全で栄養のつまったオーガニックオイルを作るプロジェクト。37度の猛暑の中、また畑でひまわりの刈り入れをしてきましたー。 ぐーーーーーーたりorz
お仕事が終わった後は、私の首も、このヒマワリたちのように、かくーんと下を向いてしまいました。 雀さんに半分ぐらい種を食べられていました。ぴよぴよ(T0T)
よっぽどオーガニックのひまわりの種、美味しかったのでしょうね。
以前の記事に載せましたが、
いま作っているサンフラワーオイル(過去に作った同種)に含まれるビタミンEは市販品の倍の80%。
このビタミンEが不思議なんです。ビタミンEというのは、オイルの酸化防止効果にも、もちろん身体に入っても抗酸化作用があります。
市販品の脱臭、脱色の精製を経たオイルの多くは、一度その過程で抜けてしまったビタミンEを、酸化防止のために添加し直すという作業を行います。いわば人工のビタミンEです。
実は、同じ分量を入れてあったとしても、酸化するまでの期間が自然のままのビタミンEと添加したビタミンEでは違うことが、現場比較で分かってきています。ナ

My Oilプロジェクト♥レポ〜菜種油しぼり
自分で種から安心・上質なオイルを作るプロジェクト。 前回蒔いたひまわりの種。お花が咲いていました🌻 来月に満開の予定で、お花が頭を垂れた8月頃に種をとって油を絞れるかなぁ。楽しみ! 以前にセミナーで「美容オイルづくりの会」をやった時にもお話ししましたが、なんでこんなことまでしてオイルを作っているのかというと、市場に出回っているオイルがそれだけ確かでないものが多いから。以前のブログでも、イタリアでオリーブオイルを偽和する不正行為が横行した話をしましたが、オイルの精製工程で何をしているのか、すごくブラックボックスになっていて、原料やその扱い方、製造方法によって、ほんとーーうに中身の違うものになるからです。精油も同じですけれど。 市販のベジタブルオイル(植物油)の90%は遺伝子組み換えのなたね、大豆、コーンやパーム油で混合されて精製されたものだそうです。 また、搾油には溶剤抽出法と圧搾法(コールドプレス)がありますが、ほぼ100%の油が絞れ搾油量が確保できる溶剤抽出法が主流です。コールドプレスは、有効成分が豊富に残るスローな抽出法ですが、搾油量は2割

種から、オーガニックオイルづくり始めました!
精油を使う上で重要なキャリアオイルとなってくるベジタブルオイル。オーガニックであるか否か、元となる植物の育て方、採取の仕方、オイルの抽出の仕方で、品質が大きくことなってきますので、私は特にお肌に直接乗せるものは、かなりこだわって選んでいます。丁寧に育て、丁寧に抽出すればするほど、自然の栄養素をたくさん残した、手触りもなめらかな繊細なオイルができあがるわけですが、そうすると逆に採油量は減るわけなので、、、作り手の良心や品質への思いが反映してくるわけなのです。 美容オイルとして浸透してきたホホバオイル(本当はホホバに反してはオイルではなくロウの分類なのですが)などは、日本でも様々な店舗から販売され、手に入りやすくなりましたが、出回っているものの多くがいつどの瓶を開封しても香りも手触りも同じ、無色無臭でプレーンなもの、つまり相当に精製されたものが多いと感じます。これは溶剤などで大量抽出、漂白され、オイルの匂いや色などとともに美容に重要なカロテンなどの微量成分などの栄養素もごっそり抜け落ちている、いわば命のない、死人のようなオイルが多いです。アレルギー反