
上質なオリーブオイルとは
先月視察した小豆島の有機オリーブ農園さんからオリーブオイルが届きました✨ 精製過程で添加物を加えない製法のオイルは数少なく、それも農薬を一切使わない有機栽培となると本当に少ないなか、有機JASまで取得された農園。 オリーブにはゾウ虫という日本特有の手強い害虫がいて、農薬を使わずに戦うなんて無理だと皆に言われたそうです。 当時、あまり知られていなかったゾウ虫を飼って生態を知ることから始めたという農主の情熱に惹かれて農園を訪れました。 青から紫への変化するオリーブの実。紫色になるほど実が大きく、採油量が増えるわけですが、フェレッシュな酸味や栄養素を考え、一般より少し青目のタイミングで採取。傷からの酸化を防ぐために全て手積み。処理時間を短くしようと思うと添加物や熱のかかる加圧の方法で精製するのが一般的ですが、そうすると栄養素が壊れ、添加物が残るので、あえて時間のかかるフィルター製法。 そういう裏側の見えない努力の結晶が、✨濁りのない命輝くオイル✨ 写真は農主さんのお子さんだそうです。 「こどももオリーブもあっとうまに大きくなります。」 とおっしゃってい

ミネラルオイル(鉱物油)と植物油の違い
今日は、乾燥する季節にぴったりの、アボカドオイルをメインに使った、ハンドクリームづくりの講座を開催しました。 もちろん使うのはオーガニックで、熱を加えずに丁寧に作ったオイル。 こういったオイル、特にアボカドオイルには、美容や健康によい微量の脂肪成分がたくさん含まれます。
(参照記事:「オイル、1%の微量成分にこそ素晴らしい力!」) 【防腐剤って必要?】
今日は、防腐剤についてもお話をしました。
水モノに防腐剤を入れないと、3日で雑菌が繁殖するので、特にハンドメイドは気をつけて下さい。
精油にも殺菌、抗菌力はありますが、限界もありますし、防腐効果も完全ではないので。 Blooming Aromaで使っている防腐剤は、オーガニック認定を受ける商品に世界的に使用されているものを輸入して使用しています。 パラベンやそのほかの防腐剤の代わりになるエクストラクト、アルコールなどについても、お話させていただきました。 よく、グレープフルーツエクストラクトなどを防腐剤として使うものを見かけますが、こちらはシェルフタイムが約半年ととても短いので、市販商品に入

オリーブオイルの生まれる所から
小豆島にオイーブオイルの視察に来ています😊♡ 今日はいくつか、目星をつけていたメーカーさんの農園を周り、オーナー様達から直接、お話を伺い、だいぶオリーブオイルに詳しくなりました。 小豆島には、オリーブというより、あちこちでお醤油の香ばしい匂いが。
もともと100年以上つづくお醤油のメーカーさんがたくさんあった島。 オイーブオイルに限らず、国内の植物油すべてに言えることですが、
実際、原料として他社に回すほどの生産量がないのです。
これが地産品の国や県のイメージ戦略と実際の生産とのギャップ。 原材料メーカーと、その卸業者や商品生産者(2次業者)、商品販売業者(3次業者)の間には、大きな収益の違いがあります。 大手農園になると、原材料の生産のみならず、商品製造から販売の最終段階までこなすので、原料段階で他社に希少な国産オイルを売ってしまうよりも、自社商品分に回す方が利益率があがるので、他社には販売しません。 また、こうした大手農園は、個人農園のオイルについても買い上げを行うそうです。 なので、もともと生産量の少ない国内で生産されたオイルは、原

美肌はバリア機能がすべて
数年前に、目からウロコ✨だった、朝田康夫医学博士のご本。「美容の医学 美容皮膚科学辞典」という、一般消費者は開かなそうな装丁ですが、世間に氾濫するさまざまな美容情報や商品を一蹴できるインパクトがあります。 私は、コスメとロジーの専門家ではありませんが、興味のあることについてはギークになるので(笑)、皮膚科学の海外での情報がわかるこういった英語のコスメトロジー専門書も見たり。日本語でない二次情報は、新たなリソースがあるので、研究論文なども含めて好きですね。 かつて、NYで香粧のスクールに通って、理論と実習をうけたことがありますが、日本では見かけない知識があったりと(こちらのブログやセミナーなどで少しづつ紹介させていただいています)、大変勉強になりました。 もろもろ総合して、至っているのはシンプルな結論を、 少しまとめます。 ーーーーーーーーーーーーーーー まず、「美肌」というのは何を指すのかというと、、
重要な指標が、 「美肌=お肌にたっぷりの水分量」 水分保持ができている肌というのは、 すなわち、お肌のバリア機能がしっかり働いているお肌というこ

オリーブの木♥オリーブオイル
先日、オリーブの木をいただきました♪ ちょうどいま、次のオリーブオイルメーカー視察に向けて、訪問先の選定や日程調整をしているので、なんだかオリーブつながり〜^^ 選定にあたっては、
① オーガニックで栽培していること。 ② 美容オイルレベルの品質であること。 ③ コールドプレスでの搾油であること。 ④ 精製の段階で、脱臭剤、脱色剤、発泡剤などの化学物質の添加処理がされていないこと。 ⑤ 精製の段階で、不純物を取り除く工程が、有機成分やオイルの香りを損なわない丁寧な処理方法であること ⑥ 海外からの輸入作物との混合処理をしていないこと という軸で見てきます。 上記をやるということは、
それ相応に「取れるオイルの総量」が確実に減り⤵︎ます。
その代わり、「品質」においてはそれだけ上がり⤴︎ます。 どちらをどれだけ取るかは、オイルをつくるメーカーの良心や思いに依存します。 私は、良心と思いのあるメーカーさんを見つけ出したいのです。 で、そういう思いの詰まった商品を守って、作り続けられるように活用、ご紹介していきたい。 今回、ほんとうに選定段階で、、、

植物オイルや精油を通じて感じる日本の食のあぶなさ
↑上の動画は、NHK特集「巨大企業モンサントの世界戦略」(前編)youtubeより〜 私は、種からオーガニックのベジタブルオイルを作るプロジェクトで、有機栽培を推進する方々から、直接お話を伺う機会が増えました。 また、オイルの商品開拓、メーカーさんの視察を通じて、感じていることがあります。 日本市場で、 ①日本が遺伝子組換え作物(GM)の巨大市場(実験場)になっている ②オーガニックがまだまだ未発達で、化学物質の使用場面が多い ことが特に、です。 今日は①について。②は日を改めてPostします。 先の、有機栽培を推進する方々のお話を伺っていると、 いま日本ではこの数年のうちに、「網の目のように」遺伝子組換え食物が あらゆる食物に浸透していて、各種研究機関のレポートからも、健康面での影響が出始めているようだと気がつきます。 ①日本が遺伝子組換え作物(GM)の巨大市場(実験場)になっている ー遺伝子組換え作物の種子と除草剤(ラウンドアップ)の販売で 巨大企業になっている農業関連企業モンサント。一番のお客様が日本人。 「遺伝子組み換え作物を世界で一番食

オイルクレンジング・メソッド♥実践編♥応用編♥
「Happy♥オイルクレンジング・メソッド」基本編で、 ①オイルクレンジング、どんな良いことがあるの? ②オイル選びのポイント をお話しました。ご覧いただいていないかたは、まずはそちらをご確認いただいて最適なオイルを選んでください。 では、選んだオイルで【実践編】に入りたいと思います〜 タイミングとしては、「お風呂に入っている時が最適」です。 1.オイルのミクスチャーをつくる 基本はキャスターオイルをベースに、 キャスター1:ほかのオイル1:そのほかオイル1・・・ 1対1対の割合くらいで混ぜて気軽に始めていただいても。 乾燥が気になるなら、ドライ向けオイルを、オイリーならオイリー向けを、ほかより少し多めにしたり。いろいろとコンビネーションを変えて試してみてください。 瓶にまとめてつくり置きしてもいいですし、写真のように毎回、瓶から使う量(手のひらで500円玉1つより少し大きいくらい〜2つ分、お肌と手が直接こすれないくらいのたっぷりの量)を各々のオイル瓶から取り分けて出してもらってもいいです。 つくり置きの場合は、オイルは温度の上がる浴室内ではなく

Happy♥オイルクレンジング・メソッド
今日は、『お肌を育てる美容オイルでのクレンジング方法』について伝授したいと思います。 何か売りつけようと思っていないので安心してご覧ください。笑 これまでクレンジング製品を買っていたかたも、高いものを買う必要がなくなりますから。 ・洗顔のたびにお肌に負担がかかる、つっぱる。 ・皮脂と水分のバランスが悪い。カサカサ。ギトギト。 ・いろいろ試しても、いっこうに綺麗にならない。 ・オイルは苦手。化粧水や美容液に頼っている。 そんな方にこそ、この記事を見ていだくことで、これまでのスキンケアが劇的に見直されると思います。オイルケアを既に実践されているかたも、オイルの選び方が変わるはずです。 以下、 ①オイルクレンジング、どんな良いことがあるの? ②オイル選びのポイント をお話したいと思います。 ではまず、 ①「オイルクレンジング、どんな良いことがあるの?」 オイルクレンジングは文字通り、「ベジタブルオイル」を使って、皮脂や汚れ、メイクを「落とす」ことですけれど、「落とす」というだけが目的でない点がポイントです。 オイルクレンジング(以下OILC) OILC

My oilプロジェクト♥ひまわりの収穫
種から、本当に安全で栄養のつまったオーガニックオイルを作るプロジェクト。37度の猛暑の中、また畑でひまわりの刈り入れをしてきましたー。 ぐーーーーーーたりorz
お仕事が終わった後は、私の首も、このヒマワリたちのように、かくーんと下を向いてしまいました。 雀さんに半分ぐらい種を食べられていました。ぴよぴよ(T0T)
よっぽどオーガニックのひまわりの種、美味しかったのでしょうね。
以前の記事に載せましたが、
いま作っているサンフラワーオイル(過去に作った同種)に含まれるビタミンEは市販品の倍の80%。
このビタミンEが不思議なんです。ビタミンEというのは、オイルの酸化防止効果にも、もちろん身体に入っても抗酸化作用があります。
市販品の脱臭、脱色の精製を経たオイルの多くは、一度その過程で抜けてしまったビタミンEを、酸化防止のために添加し直すという作業を行います。いわば人工のビタミンEです。
実は、同じ分量を入れてあったとしても、酸化するまでの期間が自然のままのビタミンEと添加したビタミンEでは違うことが、現場比較で分かってきています。ナ

いろいろな植物素材のSPF
「SPF28-50ってほんと?植物オイルの日焼け止め効果」の記事つづきです。 ↑のページおよび下記の[*]にそれぞれの元文献へのリンクも掲載しています。 いろいろな植物由来のオイルのSPFを、各種リサーチから分かっている範囲でこちらにまとめてみました。 <ベジタブルオイル(キャリアオイル)>[*][*][*] raspberry seed oil SPF28ー50 carrot seed oil – SPF 19 wheat germ oil – SPF 22 jojoba oil – SPF 6 olive oil – SPF 9 Coconut Oil – SPF 8 Rice bran oil – SPF 1.7 coconut oil– SPF 8 castor oil– SPF 6 almond oil– SPF 5 mustard oil– SPF 3 chaulmoogra oil– SPF 3 sesame oil– SPF 2 <精油(エッセンシャルオイル)>[*] peppermint oil– SPF 7 tulsi