香りで深層心理をひも解く
先日、年内最後の、香りのグループセラピーが終わりました。
今回も何名か、これまでにもBlooming Aromatic Therapyを受けてくださった方々がいらしていたのですが、以前に参加したワーク結果があるかたは、以前に出てきた香りと合わせて比較でき、その後の内面の変化がわかるのが面白いです。
ある方は「何かを達成したい」という決意が盛り上がってきたのが香りに現れてきたり、
別の方は、逆に前回はそういった香りの機運だったものが、オープンマインドな余裕のある精神状態を表す柑橘系やお花系がはいってきたり。
そういった心と香りの遷移がありつつも、「変わらないコアになる香り(魅力)」があるのも確認できます。
セラピーのグループワークでの他者から見た第一印象による客観分析、
そしてご本人の主観と希望を合わせて、つくりあげた香りの結果。
これらを、セラピー後に私の方で改めて見返して、
個々人にフィードバックする作業がまた面白いのです。
香りによる深層心理の分析です✨
前回も、今回も、カモミールジャーマンの香りが入ってきたかた。
カモミールジャーマンの香りは、多面的で深みがあって、必要とされるときにはしっかりと肩を貸せる誠実な人の香り。
ご本人にはあまりピンとくる香りではなかったのか、前回はお入れになりませんでした。
今回は、また候補に入ってきたので、入れてみようかと。
こうした、何回も出てくる香りは、重要です。
変わらずに自分の中に存在し続けるのに、ぴんとこない香りは、それが自分の中に良い面として受け入れられていない可能性があります。
孫氏も兵法の中で「智者の慮は、必ず利害に雑う。」とおっしゃっています。
どんなことでもプラスとマイナスの両面があるということです。
ご自身のコアにある魅力を表す香りを好きになってあげることで、自己肯定感を高めていくことは可能です。
セラピー中の特定の精油に対する反応で、そのかたが潜在的に求めている事が分かったりもします。
ワーク時に「言葉として、顕在意識(意識)として」出てこなかったとしても、実は惹かれる香りを紐解くと、その香りに紐づく魅力や、そうした人に惹かれているという「潜在意識(無意識)」が、分かったりします。
先日のセラピーで「パチュリー」の香りにどうしても惹かれるとおっしゃっていたかた。パチュリーの持つ忍耐力、目標達成力、そうした地に足ついた力強さを求めているのです。
