高知・ゆず精油工場の視察を終えて


日本を代表する香り、柚子とヒノキを求めて、高知の精油工場を視察に訪れました。

柚子の精油は、私が製造しているクリームの中でも中核的な香りで、ポップな弾けるような香りが、全体に輝きを与えてくれる不思議な生命力を持っています。ヒノキの香りも、樹木の精油には珍しく軽やかな奥深い香り。都会で生きる現代っ子や外国人など幼い頃から馴染みがない方には難しい香りのようですが。。

日本を代表するこういった精油やベジタブルオイルは、製造も丁寧というのもあり、繊細さが格段に違うなと。良いものを発掘しつつ、世界に向けて発信していきたいなと考えています。

今回、訪問させていただいたのは、四万十川流域にある、「エコロギー四万十」さん。


精油の蒸留には、日本有数のゆずの里、北川村など「四国産のゆずだけ」を使うというこだわりで、清流・四万十の水を使うのだといいます。



精油は、樹木を蒸留の前にどのように丁寧に下処理するかでも品質が変わってきます。蒸留量と品質はたいていは反比例する関係にあるので、メーカーさんのスタンスが現れる部分です。

エコロギー四万十さんでの柚子、分担、ポンカンなどの柑橘類の処理は、とても丁寧。雑味のある香りが含まれる白い部分が極力入らないように表面の皮の部分をできる限り薄く剥く機械を開発して行っているのだそうです。


ヒノキのチップも、幹のハート(芯の部分)だけを丁寧に切り出し、ここまで細かいチップにしてからの蒸留。

出てきた廃棄物は環境を汚染することなく循環するため、肥料にしたり家畜の餌にしているのだとか。以前に訪れたカナダの精油メーカーAliksirでも、white Cedarから精油を抽出した後の廃棄物(Muka)の2次活用に力を入れていましたが、自然から命を頂くからこそ、自然を守り循環させる、メーカさん達の姿勢に頭がさがります。

もとは精油工場ではなく、酒造メーカーさんの蒸留器を使って蒸留するところから始め、こういったノウハウを積み重ねてきたそう。


そして、今回、初めて目にした蒸留工程なのですが、高知大学の教授の発明で、蒸留中に超音波を当てることで、総蒸留量を上げ、さらに一歩奥にある香りを採ることができるのだというお話でした。


超音波を使った方の精油と、使わない方の精油。ブランドを分けて展開しています。

この違いはとても興味ぶかかったので、今回、両方入手しました。

個人の好みによるのかもしれませんが、私には超音波を使わない柚子精油の方が好みではあり、力強い生命力を感じる香りです。

今回、柚子以外にも、いくつか珍しい柑橘類の精油を入手しました。

こなつ、だいだい、ぶんたん、ぽんかん。


同じ柑橘類といっても、その印象はだいぶ違います。人に例えると、

とてもクールでキリリとした、こなつ。

初夏の太陽とシャーベットを食べたあとの爽快感を感じさせる、だいだい。

知的で上品で控えめ、繊細な、ぶんたん。

レースの飾りいっぱいのかわいらしい小さい女の子、ぽんかん。

そんな感じ^^

素敵な出会いです。

きっと使えば使うほど、各々の個性と良さが分かってくるでしょう。

#aromatherapy

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